五線譜の種類別

五線譜は利用目的によって多くの種類があります。

主にオーケストラを演奏する上で、楽器編成中全てのパートをまとめて書いてあるスコア。
フルスコアや総譜とも言います。
バンドスコアはポップス・ロックを中心としたドラム・ベース・ギター・ピアノ・キーボード・パーカッション・シンセサイザーなどの楽器編成中すべてのパートをまとめて書いてあります。市販譜の場合、コード譜も合わせて記載してある事が多いです。

形式や段数などの、編曲編成により様々なスタイルがありますが
フルスコアから、演奏上必要なパートのみを抽出し省略化されたコンデンススコア

ピアノ譜や大譜表は上段にト音記号、下段にヘ音記号を配置した、音域が広い特徴がある鍵盤楽器用です。

一般的に4手連弾・6手連弾の為のピアノ連弾用の譜面を連弾譜と言い、まれに8手連弾や10手連弾のアレンジもあります。

弾き語り譜はピアノやギターなどを用い、同時にボーカルを歌う為の楽譜です。
一般的に、コード譜やリズム付コード譜、歌メロ譜(歌詞)の組み合わせでされています。
ポップスの場合、コード譜と主旋律が同時に記されることが多いのはメロディー譜です。

原曲にコーラスアレンジを指す場合と、合唱用の楽曲の声楽パートのみや声楽パートにピアノ伴奏などの伴奏パート譜を加えたものを指す場合など混声2声以上の合唱楽曲用の楽譜を合唱譜と言います。

メロディー主旋律と、コード進行のみが記載していて細かいアレンジ指定がない楽譜をリードシートやマスター譜・Cメロ譜と言います。

主にリズムセクションやバッキングセクションのプレーヤー用の譜面の事をマスターリズム譜やリズム譜と言います。

調号とコード進行を反復記号を用いてコンパクトにした楽譜をコード譜と言います。

ドラムセットを用いた演奏をキック【バスドラム】、スネア、タムタム各種、シンバル系などの各種を五線譜上の音名とは関係なく配置して表現したドラムセット用のスコアをドラムスコアと言います。