ピアノの種類と特徴

ピアノの種類は大体、アコースティックピアノ・電子ピアノ・シンセサイザーの3種類に分かれます。
アコースティックピアノはグランドピアノ、アップライトピアノなどになります。

それぞれの特徴としては、アコースティックピアノは指先で鍵盤を押し、その力でハンマーを動かし弦を叩き音を出し打弦による振動が響板を伝わり、深い広がりを生み叩いた弦以外の共鳴も加わって響きを生み出します。

グランドピアノは大きくなるほど弦が長くなり振動も大きくなり響きも良くなります。天井が高く広い部屋に置く事によって綺麗な共鳴も得られる為、大きな部屋への設置が理想です的です。
アップライトピアノは高さが120cm~130cmほどで日本でも最も使われているピアノです。
アップライトピアノは地面に垂直に弦が張ってあり弦を叩くハンマーをネジの力で元の位置に戻します。設置場所にあまりスペースを取らなくて済む為、学校や家庭で最も多く使用されています。

電子ピアノはエレクトリック・ピアノとも言いますが、アコースティックピアノをデジタル化したものになり88鍵盤が主に一般的でアコースティックピアノに近い鍵盤のタッチや音色が再現されています。よく家庭で見かける、どちらかというとアップライトに似たような形のピアノやステージでの演奏によく使われている形の電子ピアノがあります。
電子ピアノは生ピアノの音があらかじめ録音されていて、鍵盤を押すと同時に再生することで音を出す仕組みとなっています。コンパクトかつ軽量で、調律の必要がなくヘッドフォンの利用も可能なので自宅などでも音を気にせずに練習ができます。

シンセサイザーは電子ピアノと同様の仕組みで作られているピアノです。しかし電子ピアノがアコースティックピアノを再現したピアノなのに対し、シンセサイザーはデジタルミュージックに適したピアノという違いがあります。鍵盤のタッチは軽く、音を切り替えたり重ねたりして多彩な音色を生み出すことが可能です。鍵盤数も88鍵以外にも、73鍵・76鍵、中には25鍵といった非常にコンパクトな作りのもあります。