ピアノ音楽療法士に必要な事は

音楽療法に使用される楽器として代表的なピアノですが、どれほどの曲を弾ければ良いのでしょうか。
高齢者の音楽療法の場合、童謡・唱歌・歌謡曲をなどのを使いセッションが行われます。
ピアノで弾くのに必要なのは主に歌謡曲です。
高齢者では、移調奏の技術や伴奏付けの技術が必要とする事があり、既存の曲を歌ってもらう時は高齢者にはキーが高いことが多くありますので声域に合わせて移調を行わなければなりません。
また歌謡曲の楽譜には、メロディとコードのみが書かれた楽譜しかない事もあります。

事前に準備ができるので自信のな場合には移調し伴奏が書いてある楽譜で練習するとよいと思います。
児童の音楽療法を行う際には即興演奏を使用する事があります。
コミュニケーションが苦手な子供の場合、ピアノを通してコミュニケーションをとったり、自由にピアノを弾いてもらって音楽療法士が即興演奏で一緒に弾いたりします。

音楽療法士は楽譜や歌詞幕を見ながら音楽療法を行うわけにはいかないのでセッションする曲が決まったら、ある程度事前に暗譜し十分に弾きこみ、視線を楽譜や鍵盤以外に移す事を心掛けると良いと思います。